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[OB便] 2019.06.05 2019緑風の会 和歌山の旅 9期近藤
     2019緑風の会 和歌山の旅1
       (緑風の会は西田工業の緑風荘に由来するOB会の集まりです。)

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1.概要

 和歌山中心の近場の旅を高岡さんに企画して頂きました。卜部、近藤が少しお手伝いしました。
 最終日の天候が心配でしたが、終わってみれば天候にも恵まれたすばらしい旅になりました。
(1)期日
      2019年5月19日(日)~20日(月)
(2)参加者
      3期-高岡夫妻・吉本夫人、8期-卜部夫妻・端山         (記録 近藤)
      9期-西田夫妻・近藤夫妻、10期-瀧夫妻、11期-北岡夫人 (敬称略 合計13名)
(3)ルート
 第1日目
   西梅田 → 瀧医院 → 湯浅醤油 → 御坊 雲水(昼食) → 稲むらの火の館 → ホテル加太海月
 第2日目
   加太海月 → 養翠園 → 和歌山城 → 黒潮市場(昼食) → 瀧医院 → 梅田


2.5月19日(日) 1日目
(1)行程と地図
   西梅田8:00 → 瀧医院9:00 → 湯浅醤油見学10:30~11:10→ 御坊昼食・道成寺11:30~12:40
   → 稲むらの火の館13:05~15:10 → ホテル加太海月16:20 夕食18:30~ 2次会20:30~

 

(2)たき歯科医院
西梅田が今回の旅行の出発点です。北大阪方面の6人がバスに乗り込み、南大阪の集合地点「たき歯科医院」に向かいました。いつもと逆のルートです。
普段、たき歯科医院を見るチャンスがない北大阪の人のため、院長が医院見学の時間を取って案内してくれました。
院長自慢の和のテイストだけあって、今までに見たことのない落ち着いた診療所でした。庭を見ながら治療を受けるのは気持ちがいいだろうと思いました。

<たき歯科医院>南大阪方面からの参加者はマイカーでここに集まりました。自転車できた人も! <医院内>院長自慢の、和のテイストにこだわった診療室を拝見しました。木が主役の室内です。photo by nishida
<庭園>診療を受けながら眺める緑の庭です。歯治療中に気が落ち着くそうです。いいですね。

(3)湯浅醤油見学
阪和道で一路和歌山へ向かいました。上のルート図は阪和道紀ノ川SAを起点にした、今回の訪問地を示しています。
最初の訪問地は湯浅醤油の工場見学です。昔ながらの伝統を受け継ぐ木樽を使った古式醸造蔵を見学しました。その後、いろいろな種類の醤油や金山寺味噌の、展示・試食・販売コーナーに寄りました。
醤油作りの工程を見たことがなかったので、興味を持って回ることができました。

<杉樽>ここの醤油の醸造の特徴である杉の木の樽の実物とその説明。by nishida <見学室>二階に上がり、ビデオを見ながら説明を聞きました。左の部屋にもろみ熟成、右下に圧搾機があります。by nishida
<もろみの熟成>ここで作るもろみを熟成させている木樽の上面が見えています。時々櫂でかき混ぜるそうです。 <圧搾機>圧搾機は手前の緑色の機械。熟成したもろみから一週間かけて醤油をゆっくりと絞り出します。

(4)御坊 昼食と道成寺
昼食は御坊市道成寺門前の食事処を予約してくれていました。店の名前は雲水・新館です。
食後に道成寺を訪れました。境内は広くて整備されていました。御本尊は本堂と別棟の宝仏殿に安置され、有料で拝観できるようになっていました。
確か、うん10年前に来た記憶では、境内に安珍・清姫伝説の釣り鐘がおいてあり、その前で和尚が説法をしてくれた気がします。今は説法は拝観と一緒に宝仏殿で聞けるようです。それを思うとかなり変わっていました。

<道成寺門前>正面上が道成寺の仁王門。食事処雲水は道路右側の寺に一番近い店でした。by nishida <昼食>料理は「春のしらす釜めし膳」。昼にビールを飲まないのが定番になりつつあります。年齢?
<道成寺>仁王門から本堂を望みます。上の写真と合わせ、御本尊~参道が一直線に配置されているそうです。 <境内>道成寺の三重塔(左)と仁王門(右)。カメラの後ろ側には宝仏殿などがあり、広い境内です。by nishida

(5)稲むらの火の館
次の訪問地は稲むらの火の館です。1854年の安政南海地震津波の時「稲むらの火」で多くの村人を救ったことで知られる濱ロ梧陵の村です。昨今の津波災害の中で、現代に通じる津波防災の象徴として注目を集めています。
施設は、濱口家寄贈の旧邸宅を改造した「濱口梧陵記念館」と、鉄筋コンクリート作りの「津波防災教育センター」で構成されています。
館内では、津波シミュレータなどの展示を見学、「稲むらの火」の3D映画を鑑賞、さらに館長の(世界津波の日などの濱口梧陵と防災に関する)お話を聞きました。
最後に近くの海岸に出て濱口梧陵が築いた堤防を見学しました。最近は「稲むらの火」という言葉をよく聞くようになりましたが、今回見学をしてとても参考になりました。(面白かった。)

<集合写真>館の前で全員が揃った集合写真です。全員同時に写ったのはこれだけでした。 <館の入口>入館料を払って「濱口梧陵記念館」に入り、中から「津波防災教育センター」に移動して見学します。by nishida
<展示より>安政南海地震の津波に広村が襲われた時の実況図。今に残っている図は「安政聞録」のこれだけとのこと。 <広村堤防>津波の後、濱口梧陵が私財を投じて築いた堤防(約600m長)。1946年昭和南海地震津波で役に立った→すごい。

(6)ホテル加太海月
稲むらの火の館から、和歌山市内を経由し、今日の宿であるホテル加太海月(和歌山市加太)に向かいました。
早めに宿に着き、ゆっくりと温泉に入って、夕食をいただき、幹事部屋に移っての2次会が終わったのは11時も間近でした。
今回はゆっくりと近場を回り、のんびりした良い旅になりました。

<ホテル加太海月>海岸道路より2,3m高いところにありました。友ヶ島、淡路島がよく見えます。 <夕食>温泉にゆっくり入ったあと、海のよく見える大部屋での夕食です。by nishida
<料理>名前は敷波会席。鯛のゆうあん焼、熊野牛しゃぶしゃぶ、黒穴子一本揚げ、鯛釜めしなど久し振りの品揃いでした。 <2次会>幹事の広い部屋に移っていつもの宴です。差入の旨い日本酒を飲みながら、あっという間に時間が過ぎました。


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